『プログラマー脳』の感想とアクションプランまとめ

プログラマー脳 ~優れたプログラマーになるための認知科学に基づくアプローチ』を読んだので、感想をまとめます。

記事の信頼性
  • 2023年6月に独学で未経験から社員300名以上の自社開発企業へ転職しました。
  • 実務ではVue.jsとRailsを毎日書いています。
  • 初心者や駆け出しエンジニアがつまづくポイントも身をもってよく理解しています。
目次

読み始めた動機

「エンジニアとしての効率・生産性を上げるヒントを得たいな」と思ったのがきっかけです。

2023年6月にエンジニアになって以降、がむしゃらに勉強と実践をくりかえしてきたため、時間をかければそれなりの実装ができるようになった手応えがありました。

一方で作業効率や要領はかなり悪く、気合と根性でなんとか帳尻を合わせている感じです。

こういった状況を脱却すべく、本書籍を手に取りました。

読んだ感想

コードを読み書きする際の脳の働きを理解できます。

ふだん「なんとなく」でやっている部分を言語化してくれている本だなと感じました。

プログラミングする際に頭をどう使っているか、どのような場面で負荷がかかるかなどを解説してくれているので、「たしかにそうだな」と納得しながら読めました。

印象的だったのは「脳に負荷をかけず何も考えずに実装できる範囲を増やすことで認知負荷の余裕を生み出す」という話です。

以前にレビューを書いた『世界一流エンジニアの思考法』でも「ググらずに即実装できるレベルを増やすことが生産性の向上につながる」という話があり、それと全く同じだな〜と思いながら読んでいました。

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一方で、目から鱗のノウハウはなかったです。

効率的な勉強法としてフラッシュカードによる反復学習が紹介されていたり、コードに対する認知負荷を下げるための手段としてアルゴリズムやデータ構造・デザインパターンの知識を学ぶ必要性を説いたりなど、「結局のところ地道な勉強しかないんだな」と再確認させられた一冊でした。

印象に残った話とアクションプラン

印象に残った話と、その話をもとに設定したアクションプランをまとめます。

チャンク化しやすいコードを書く方法

  • デザインパターンに関する知識を得ることで脳がコードをより早く処理できるようになる
  • コメントを書くことでコードのまとまりを意識しやすくなる

アクションプラン

  • デザインパターンに関する書籍を1冊購入する

よりよいコードを書くために

  • 脳に負荷をかけず何も考えずに実装できる範囲を増やすことで認知負荷の余裕を生み出す

アクションプラン

割り込みに備えるためのよい方法

  • メンタルモデルをコメントやドキュメントにメモして保存する

アクションプラン

  • 割り込みタスクを引き受ける際は、そのタスクに着手する前に、今やっているタスクのドキュメントをNotionに残す
紹介した書籍
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この記事を書いた人

未経験でSESから従業員300名以上の自社開発企業に転職しました。業務や個人開発で直面した問題や、転職・学習の経験を発信していきます。

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