オーム社から出版されている『情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方』を読みました!
感想や実践しようと思ったことをアクションプランとしてまとめます。
この記事を書いているぼくは実務経験1年。独学で未経験から従業員300名以上の自社開発企業へ転職しました。実務ではVue.jsとRailsを毎日書いています。
最後まで読めば『情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方』からどのような学びを得られるかが理解できます。
想定する読者
- 技術者としてのマインドセットや心構えを学びたいエンジニア
- 「いい仕事」をするための行動習慣を手に入れたいエンジニア
書籍全体の要約は記載していませんのでご了承ください。
読み始めた動機
伊藤淳一さんがご自身のブログ記事で紹介していたのがきっかけです。
以下の2つの記事でがっつり紹介されていました(他の記事でも登場してます)
あの伊藤さんが「この本からエンジニアとしての心構えを学んだ」とおっしゃっていたので、絶対読まなきゃ!と思い購入しました。
読んだ感想
心構えやマインドセットになんとなく自信を持てずにいる若手エンジニアはぜひとも読むべき一冊だと思います。
くわしくは後述しますが、自分の意識もだいぶ変わりました。
似たような本に『SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル』がありますが、両者には以下の違いを感じました。
- SOFT SKILLS: より実用書に近い
- 情熱プログラマー: 実用的でもあるが、より読みやすく短くて面白い
また各パートの終わりには「今すぐ始めよう!」という形式で具体的なアクションプランが記載されているので、実行しやすいです。
自分にとって印象に残った話とアクションプラン
自分にとって印象に残った話と、その話をもとに設定したアクションプランをまとめます。
一番の下手くそでいよう
人はどんな仲間と一緒にやるかで腕を上げることもあれば落とすこともある
情熱プログラマー p13
チームで一番下手くそでいるのは、バンドで一番下手くそでいるのと同じ効果がある。どういうわけか自分自身が賢くなるんだ。話し方や書き方さえ以前より知的になる。自分の生み出すコードや設計が以前よりエレガントになり、難しい問題をますます創造的なソリューションで解決できるようになる。
情熱プログラマー p13
自分自身にとって「一番下手くそになる」状況を見つけよう。
情熱プログラマー p14
「一番の下手くそでいよう」とは、「いつも自分より優秀な人と働いていれば、自然とスキルが向上する」という考え方です。
このパートが最も心に残っています。
ありがたいことに、現在のぼくは社内で「一番下手くそ」なエンジニアです。
この本を読むまではその状況に焦りや危機感を持っていました。
しかし、このパートを読んだことで「一番下手くそ」な状況をありがたく、むしろこの状況が続いてほしいとすら思うようになりました。
師匠を探す
形式ばった師弟関係は必要ない。誰かに師匠になってくれと明示的に依頼しなくたっていいんだ(もちろん、したければすればいい)。実際、自分でも気付かないうちに君の師匠になってくれてる人がいるかもしれない。重要なのは、君のためにキャリアアップの指針を示したり、技能向上の手助けをしてくれたりする、信頼して尊敬できる人を見つけることだ。
情熱プログラマー p47
まず、君が携わっている分野で一番尊敬する人を考える。(中略)その手本となる人物の特長を10個挙げてリストにする。その人を手本に選んだ理由になるような特長を選ぼう。(中略)次に、リストにした特長の重要度をランク付けする。1は最も重要度が低く、10は最も重要度が高いものとする。(中略)この10項目が、君が手本を真似るべきところだ。
情熱プログラマー p47
ぼくには本当に全てを学んだと感じる先輩エンジニアが1人います。
この本を読む前から勝手に師匠だと思っていました。
この機会に、その先輩エンジニアの特長をリストアップしてみるつもりです。
アクションプラン
- 尊敬する先輩エンジニアの特徴を10個リストアップしてみる
今の職務を全力で
僕はマネージャとして、最も扱いに困る存在は常に昇進のことを考えている従業員だと断言する。(中略)仕事を選り好みし、意識してないのかもしれないけど、自分のレベルに見合う昇進に結び付きそうな仕事ばかりやろうとする。
情熱プログラマー p76
気持ちを現在に集中するほうが、目標そのものにこだわっているよりも目標に近づけるんだ。(中略)いつも大きな事ばかり追いかけていると、自分の仕事の価値を照らしてくれる日々の小さな幸せが目に入らなくなる。(中略)逆説的だけど、成功への執着心を捨て去ることで成功する能力が強化されるんだ。
情熱プログラマー p77
常に評価や昇進のことばかり考えず、目の前の仕事に集中した方が、結果的に成功につながるという考えです。
ぼくはわりと評価や昇進のことばかり考えている傾向があります。
ついつい「このタスクはあまり評価されなさそうだから気持ちが乗らない」と思ってしまいがちです。
これを改善するためにまずは今月いっぱい、目の前のタスクを高いクオリティでこなすことだけを考えていこうと思います。
アクションプラン
- 今月いっぱいは評価のことを考えず、目の前のタスクに全力を注ぐ
既に時代遅れである
たとえ現時点で最先端のスキルを持っていたとしても、次の有望な技術を学ぶ努力を怠っていると手遅れになる。現在の波の先頭に立っていたら次の波に乗り遅れる。
情熱プログラマー p144
週に一度、最前線技術について調査する時間を設けよう。少なくとも週に2時間、新しい技術を調査し、それについてのスキルを養う余裕を作ろう。
情熱プログラマー p144
ぼくは今、仕事でVue.jsとRuby on Railsを触っています。
日々の学習もこの2つのフレームワークに絞っており、他の技術を学ぶ時間を確保していません。
これからは本書に書かれているように、毎週日曜日の2時間を今まで触れたことのない技術の学習に費やそうと思います。
アクションプラン
- 毎週日曜日の2時間で、今まで触れたことのない技術を勉強してみる
おわりに
この本からの学びをもとにアクションプランを実行することで、書籍の内容を体現していく所存です。
>>『情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方』を見てみる
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