『ピープルウェア』を読んでチーム改善に力を入れようと決意した話

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日経BPから出版されている『ピープルウエア 第3版』を読みました!

感想や実践しようと思ったことをアクションプランとしてまとめます。

この記事を書いているぼくは実務経験1年。独学で未経験から従業員300名以上の自社開発企業へ転職しました。実務ではVue.jsとRailsを毎日書いています。

最後まで読めば『ピープルウエア 第3版』からどのような学びを得られるかが理解できます。

想定する読者

  • チームの課題を解決し、より良いチームにしたいと考えているエンジニア
  • チームの人間関係が煩わしく感じており、技術に集中したいと感じているエンジニア

書籍全体の要約は記載していませんのでご了承ください。

目次

読み始めた動機

CTOとの1on1で薦めてもらったのがきっかけです。

チーム運営やメンバー間の人間関係など「技術以外のことに時間を取られてしまっている」感覚があり、そのことに焦りや不満を抱えていました。

そうした現状をCTOに相談したときに本書をおすすめいただいたため、読んでみることにしました。

読んだ感想

本書を読んで感じたのは「技術力だけにこだわるのではなく、チームビルディングに力を入れることの重要性」です。

以下の一文が特に印象的でした。

ソフトウェア開発上の問題の多くは、技術的というより社会学的なものである。

ピープルウエア 第3版 p3

「社会学的なもの」とは、ざっくり言うと「人間関係に関する問題」を指しています。

ぼくのチームは経験の浅いエンジニアばかりなんですが、技術力不足というよりも、認識の齟齬やメンバー間の考え方の違い、チームルールの不足が原因となる問題が多く見られます。

ピープルウエア 第3版』を読む前は、こういった技術以外に由来する問題を煩わしく感じていました。

しかしこの本を読んでからは、「むしろ人間関係についての問題がほとんどなんだ、だったらその解決にもっと積極的に取り組んでいこう」と思えるようになったのです。

印象に残った話とアクションプラン

自分にとって印象に残った話と、その話をもとに設定したアクションプランをまとめます。

問題の本質

人に関する問題が、設計、製造、開発技法のような技術的な問題よりもトラブルの原因になることは間違いない。

ピープルウエア 第3版 p3

ソフトウェアは、多数のチームやプロジェクト、固く結束した作業グループで開発するので、ハイテクビジネスではなく人間関係ビジネスに携わっているといえる。

ピープルウエア 第3版 p4

これは感想でも触れたとおりです。

技術的な問題よりも人に関する問題がトラブルの原因になることが多い」という事実を受けて、チームビルディングに力を入れることが重要だと解釈しました。

そこで以下のアクションプランを立てました。

アクションプラン

  • チーム内ルールの明文化: チームのNotionにルールをまとめ、メンバー間の認識を揃えることで、誤解や衝突を減らす

リーダーシップについて話そう

リーダーシップに関する以下の内容も心に響きました。

最良のリーダーシップ(人々が感情を隠しきれず深い尊敬の念と共に口にするタイプのもの)は、地位上の権威を持たない人が発揮することが多い。公式に定められた権限の階層構造の外で見られるものなのだ。

ピープルウエア 第3版 p114

権威を与えられなくてもリードできる性格こそ、ライバルがぶつかっている壁を打ち壊し、イノベーションを引き起こせる人物とそうでない人物の差である。イノベーションはリーダーシップであり、リーダーシップはイノベーションだ。片方がまれなのはもう片方もまれだからである。

ピープルウエア 第3版 p115

ぼくはリーダーではないため、チーム改善の提案をすることに対して「リーダーでもないのに出しゃばっちゃいけないな」と遠慮する感覚がありました。

しかしこの章を読んだことで、「リーダーでなくともリーダーシップを発揮することが重要、むしろそれこそがイノベーションである」と理解しました。

これに基づき、以下のアクションプランを立てました。

アクションプラン

  • 積極的に提案を行う: すでにストックしてあるチーム改善案を、今週末のミーティングで提案してみる

おわりに

この本からの学びをもとにアクションプランを実行することで、書籍の内容を体現していく所存です。

より良いチームにしたいと願うすべてのエンジニアが読むべきだと感じました。

技術だけでなく人間関係やチーム運営にも目を向けることの重要性が理解できる一冊です。

>> 『ピープルウエア 第3版』を見てみる

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この記事を書いた人

未経験でSESから従業員300名以上の自社開発企業に転職しました。業務や個人開発で直面した問題や、転職・学習の経験を発信していきます。

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