こんにちは、かずやです。
ぼくは未経験から独学で社員300名以上の自社開発企業へ転職しました。
記事執筆時点(2024年6月1日)での実務経験はちょうど1年です。
そして今回、自分の市場価値を測るべく、転職ドラフトに参加したので結果を共有します。
想定する読者
- 1年間の実務経験で、市場価値がどのくらい上がるのか気になるエンジニア
記事のゴール
- 1年間の実務経験で市場価値がどのくらい上がるのかが分かる
この記事では「転職ドラフトで提示された年収」≒「市場価値」という前提のもと話を進めますのでご了承ください。
転職ドラフトとは?
転職ドラフトは企業が年収を提示してエンジニアを入札する形式の転職サイトです。
従来の転職サイトとは異なり、レジュメさえ登録しておけば企業側が指名してくれます。
指名する際は年収の提示が必須なので、その提示額で自分の市場価値が測定できるのです。
転職ドラフトのメリット
転職ドラフトに参加すると、以下のメリットが得られると感じました。
- 自分の市場価値が年収ベースで分かる
- 理由付きで指名されるので、経歴のどの部分が評価につながるかが分かる
- 転職の意思があればそのまま選考に進める
- 登録にあたり専門家からレジュメの添削が受けられる
- たくさんのIT企業を知る機会が得られる
- 完全無料!
転職の意思がなくてもとりあえず登録しないと損だと思います。
【転職ドラフト】1年間の実務経験を経て参加した結果を公開する
ではいよいよ転職ドラフトに参加した結果を公開します。
ぼくは2024年5月回に参加しました。
ちなみに参加時点のぼくの年収は450万円です。
結果は次のようになりました。(具体的な企業は伏せます)
指名は7件、最低650万円・最高708万円のオファーをもらうことができました。
たった1年でこれだけの指名をもらえるわけですから、やはり質の高い自社開発企業での実務経験は市場価値に直結するなと感じます。
ちなみに参加者全体の提示年収・指名獲得数のサマリーは次のとおりです。
ドラフト参加者全体の提示年収の平均は759万円なので、ぼくがもらった指名はそれでもまだ安い方みたいです。
一方で指名獲得数の平均は3件なので、指名獲得数は平均を大幅に上回ることができました。
結果を受けて感じた、市場からの評価を受けるポイント
転職ドラフトでは指名をもらった際に、「なぜ指名したか?」の理由も記載されています。
これは形式的な理由ではなく、「レジュメを見てどこを良いと思ったか?」がちゃんと分かる内容です。
そこでここからは、上記の7件の指名理由を元に、市場からの評価を受けるポイントを自分なりにまとめます。
1. ビジネスに貢献する姿勢
転職ドラフトには「3年後の目標や野望」という項目があります。
ぼくはここに「高い技術を持ちつつもビジネス面の成果にも意識を向けたい」といった趣旨の内容を書いていました。
今回指名いただいた7社のうち5社は、この点を指名理由の1つとして挙げてくださいました。
このことから、しっかり事業のことを考えてくれるエンジニアが求められているんだと思います。
エンジニアだからといって技術だけに閉じず、ビジネスにもしっかり貢献していく姿勢が高く評価される!
2. フルスタックな経験
ぼくは仕事でVue.jsとRailsの両方を触っているんですが、この点も指名理由として多かったです。
7社中3社が「フロントエンド・バックエンド両方の開発経験」を指名理由の1つとして挙げてくださいました。
実務経験は1年しかないなので、個人的には「どちらも中途半端」と感じています。
実際、いわゆるメガベンチャーからの指名は1社ももらえていません。
ですが、0→1や1→10のフェーズにある企業では、フロントエンド〜バックエンドまで一気通貫で実装できるエンジニアが求められているようです。
フロントエンド・バックエンド両方の開発経験があると小〜中規模の企業からは高く評価される!
3. アウトプット
アウトプットを評価してくださる企業様も多かったです。
レジュメやプロフィール欄にこのブログや会社のエンジニアブログで自分が書いた記事を添付していたのが功を奏しました。
具体的には、「未経験の技術でもキャッチアップしてくれそう」との期待から、ぼくの経験があるVue.jsとRails以外の開発環境の企業からも指名をもらえました。
内容そのものというより学習習慣の対外的なアピールの手段として、アウトプットはおすすめです。
アウトプットしておくと学習習慣のアピールや未経験技術のキャッチアップを期待してもらえる!
まとめ
最後に記事の内容をまとめます。
- 1年間の実務経験で指名は7件、最低650万円・最高708万円のオファーがもらえた
- 評価されたポイントはビジネス面への配慮、フルスタックな経験、アウトプットの3点
もちろん転職ドラフトで指名を受けたからといって必ず内定までいけるわけではありません。
とはいえ、たった1年の実務経験でこれだけのオファーをもらえると、日々の業務に価値があることをより強く実感できます。
転職の意思を問わず、ぜひ一度転職ドラフトに参加してみてはいかがでしょうか?
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